新幹線で食べる駅弁はこれ一択!浮気はしません!

大学進学に伴って大阪より上京した私は、毎年お盆とお正月に新幹線でひとり帰省するのが習慣でした。東京ー新大阪間といえば、約2時間半で結ぶ「のぞみ」が一般的です。もちろん久しぶりに家族や友人に会えることを楽しみにする私は「のぞみ」に乗って1分1秒でもはやく実家へ帰りたかったのですが、経済的な問題もあって利用するのはいつも「こだま」でした。そしてその約4時間の長い乗車中、唯一の楽しみはゆっくりと車窓の景色を眺めながら食べるお弁当でした。駅弁と一口にいっても今では本当にバラエティに富んでいて、どれにしようかとあれこれ悩んでしまう人が多いのではないでしょうか。しかし私にはその心配は要りません。というのも一番最初に出会った崎陽軒の「シウマイ弁当」のあまりの美味しさに感動し、今でもなお虜だからです。私にとってはこれほど完璧なお弁当は他にはありません。おかずの種類、分量、味付け、バランスどれを取っても100点満点です。崎陽軒と言えば横浜の老舗、シウマイ弁当のファンも多いと思います。伝統の味と定番のおかずそのままに本当によくできたこのお弁当ですが、財布にやさしい良心的な価格も嬉しい限りです。

忘れもしません。一度寝坊してお弁当を買う時間もなく新幹線に乗り込んだ際、車内販売ではシウマイ弁当はなく仕方なく他のお弁当を買い求めたことがありましたが、とても残念だったことを覚えています。もちろんまずかったわけではありません。それなりに美味しかったと思います。しかしシウマイ弁当のように冷めても美味しいお弁当ではありませんでした。この時はショックもショックで寝坊した自分を本当に恨みました。あまりに私が落ち込んでいるので、一体全体それはどんな弁当なんだ!?と家族に心配されたことを覚えています。今となっては家族団らんの笑い話のひとつです。

そして社会人になってから、何かの折に父が新幹線に乗って私に会いに来てくれたことがありました。わざわざありがたく、ここはひとつ親孝行しよう、何でも好きなものご馳走しよう!と張り切っていた私に、父がポツンと「お前の好きなシウマイ弁当が食べたい。」と言ったのを鮮明に覚えています。何故だか胸が熱くなって、一緒にデパ地下に行ってシウマイ弁当ふたつとシウマイもつけて購入し、独り暮らしのアパートで一緒に食べました。おいしいと言ってくれる父の笑顔、シウマイについてきたひょうちゃんの泣き笑いのような表情が忘れられません。

今度、東京 福岡 新幹線に乗らないといけないので、またシウマイ弁当は必須です!

 

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